
きんいろモザイク ©原悠衣・芳文社/きんいろモザイク製作委員会
北米でアニメの映像ソフトをリリースしているセンタイ・フィルムワークス
(Sentai Filmworks=テキサス州ヒューストン)は、
放送中のアニメ『きんいろモザイク』の北米版ライセンスを取得したと発表した。
今月ロサンゼルスで開催されたアニメ・エキスポ2013で明らかにしたもの。
センタイ・フィルムワークスはこれまでも多くのローカライズ実績があり、
字幕版、吹替版の制作も手掛ける大手ライセンシー。
北米版『きんいろモザイク』は『KINMOZA!』(きんモザ!)のタイトルで
2014年にリリースされる予定。(発売メディア、内容は未定)
このニュースへの海外の反応。
quotes: ANIMENEWSNETWORK. MyAnimeList. Sentai Filmworks. The Fandom Post. AnimeNfo. AnimeNation. aniDB. Anime Network.
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────nogen noloc
これはこの夏アニメのなかでも注目作なんだ。
イギリス萌え、新しいでしょう?
────nogen noloc
ああ、あの黒髪のロリッ子がフランスに行く話の続きかと思いました。
────nogen noloc
待ってくれよ、あれほど人気になった『となりの怪物くん』も『氷菓』でさえ
ライセンスを取らなかったのに。
Re────nogen noloc
『這いよれ! ニャル子さん』のことも忘れずに。
────nogen noloc
いいニュースですよ。
これは吹替版を制作した上でBlu-rayにする価値があるでしょう。

────nogen アメリカ
『きんいろモザイク』ってそれほど長いタイトルじゃない気がしますが、
省略する必要あったんでしょうか。
────nogen アメリカ
『きんモザ!』って誰のセンスなの…。
『ゴールデン・モザイク』じゃ駄目なんですかね、センタイ・フィルムワークスさん。
────nogen noloc
タイトルはセンタイじゃなくて日本の会社が決めるのでは?
────nogen アメリカ
そうかもしれない。
重要なのは必ずそのタイトルの使用を要求されているのかどうか、ですね。
現地版の題名をライセンシーが付ける事は出来ないのでしょうか。
────nogen noloc
『きんいろモザイク』は“クランチロール”で放送しているけれど、
実はクランチが予告した時点で既に『きんモザ!』だったんだよ。
誰が名前を付けたにせよ、放送、DVD、その他…とライセンシーごとに名前が変わるのは
コンテンツ・ホルダーにとって利益になるとは言い難いんじゃないかな。
────nogen noloc
このアニメの海外ライセンスをコントロールしている会社は“ショウゲート”だ。
ショウゲートの英語版サイトを探すと『きんモザ!』という表記がある。
放送前からあるページのようだから、やはり日本側が決めたんだと思う。
────nogen アメリカ
センタイの妙な英題シリーズにまたひとつ加わった。
この英語版タイトルにセンタイが絡んでいないとは言い切れないね。
なにしろライセンス交渉はササッと終わるようなものじゃない。
何ヶ月もかかって話をまとめて、その時、参加ライセンシーと協議しつつ
現地版タイトルを決めるんだと思う。
だから放送前に英語版タイトルが載っている事イコール版元単独で決めた名前、
とはならない気がするよ。
ともかく、パッケージ版が出るというのは嬉しい。
────nogen アメリカ
ショウゲートのアニメがクランチに乗っている時点で、
北米版のソフトが出ることはある程度予想していました。
できればこの名前を元通りに…。
────nogen アメリカ
正規ライセンスの品揃えが増えるのは歓迎。
タイトルはライセンシー側が主張すれば変えられるはずだよ。
実際に版元の英文タイトルを使わなかった『中二病でも恋がしたい!』の例もある。
────nogen noloc
センタイがリリースする日常アニメという条件から推測すると、
残念ながら『きんいろモザイク』もDVD版のみの発売になりそう。
────nogen noloc
いまどきエアメールってあなた…。
アリスが「@shinobu 今度日本に行くよ」とツイートして完了じゃない。
彼女はラッダイトなのかい。
────nogen アメリカ
このタイトルが日本側の意向で変えられないというなら、北米版のニックネームを
つけるという回避策はどうだろう!
────nogen noloc
こうして北米版DVDのイギリス娘(アリス・カータレット)には
謎のアメリカ風ニックネームが付けられる事になったのである…。
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■放送スケジュール
TOKYO MX──月曜日24:30~[MX番組表]
サンテレビ──月曜日23:30~[sun-tv番組表]
KBS京都──月曜日25:30~[KBS番組表]
テレビ愛知──火曜日26:05~[TVA番組表]
テレビ北海道──火曜日26:05~[TVh番組表]
BS11──木曜日24:00~[BS11番組表]
AT-X──土曜日20:30~、月曜日11:30~、水曜日29:30~、金曜日17:30~[AT-X番組表]
AT-X金曜日17:30~はキャラクターコメンタリー音声で放送。後日BDに収録。
(いずれも予定、アニメ曜日調べ。公式および各局公式サイトより 2013年7月22日現在)
■公式サイト
アニメ『きんいろモザイク』 [公式サイト] › [放送情報] [CD=OPED7/24発売] [イベント=7/28発売記念ステージ池袋]
芳文社 [まんがタイムきらら] › [まんがタイムきららMAX=9月号7/19発売] [アンソロジーコミック7/27発売]
原悠衣(原作)[Hara*Rira]
twitter [アニメ公式twitter( #kinmosa 7/5公表)] [天衝(監督)] [綾奈ゆにこ(シリーズ構成)]
■『KINMOZA!』
海外のフォーラムでは『kiniro mosaic』または『kin'iro mosaic』『kin-iro mosaic』
(kiniroを“きにろ”と読ませないため)と呼ぶのが一般的。
kiniro mo“sa”icを略したkinmosaとも違う名前になっている(sa→za)。
■『中二病でも恋がしたい!』の英語タイトル
北米のケーブルテレビなどを通じて番組を配信している米『Anime Network』では、
『Love, Chunibyo & Other Delusions』(恋と妄想と中二病)という英文タイトルをつけて放送した。
一方、既にパッケージ版のライセンスを取得しているセンタイ・フィルムワークスは、
『Chunibyo Demo Koi ga Shitai!』という名前で発表している。(2013年発売予定)
アニメ本編のOPに表示される本来の英文タイトルは『Chu-2 byo demo KOI ga shitai』。
■ラッダイト
科学万能論を嫌う人(英:Luddite)
過剰に高度化した技術や機器を避け、メールより手紙、自動車より自転車、
テレビより新聞を選ぶような人のこと。
文明否定とはややニュアンスが異なり、日本語でいう“スローライフ”に近い。
19世紀初頭のイギリスで、産業革命による機械化に職を追われた職人らが
工場の産業機械を打ち壊した労働運動『ラッダイト』(日本の教科書では
“ラッダイト運動”とも)から。
2013.07.22 月曜日
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